企業向けクラウドストレージの概念を根底から覆すBoxという存在

シンジです。サンフランシスコで行われたBox Works 2016に参加しました。様々な発表と同時に、沢山の中の人達とディスカッションさせてもらいまして、Boxの事がいろいろ分かった気がします。DropBoxやOneDriveやGoogle Drveを始め、様々なクラウドストレージが存在する中で、なぜBoxが選ばれるのか。シンジの考察も含めていろいろとレポートします。

おなじみAmazon CTOのおっちゃん

去年はApple CEOのおっちゃん出てきたり、Pixerのおっちゃんでてきたり、IBMやらAdobeやらGoogleやら世界的大企業がBoxのイベントであーだこーだ言ってるのは何故なのか。

そもそもBox.comっていうドメインすごくね

箱ドットコムってよく取れたなおい。歴史を感じる。

Box notesがEvernoteを殺しにかかるアップデート

画面は見せられないのですが、まぁそのうち来ると思うので期待して待ちましょう。これ来たら弊社のEvernote解約するわ。

Box Relayはワークフローや課題管理のSaaSを殺しにくる

何をトリガーとしてワークフローが走るのか、課題が発生したときに、どんな手順を踏んで解決までに至るのか、それをBox上で完結させようとしています。もはやクラウドストレージではない。

ファイルのアップロード速度を上げつつ、中断・再開処理(レジューム)や、制限撤廃を実装しようとしている

実効で4倍くらい速い感じっぽい

同一ファイルが更新されたとき、過去との比較ができるようになる(Diff)

エンジニアはDiffが好きだと聞いております

Office365の画面から、直接Boxへアクセスできるようになる

もはやBoxを開くこともない

Officeファイルのブラウザ上での表示が、ネイティブになる

かなりいけてない現行のプレビュー。結局ダウンロードしたりしなきゃいけなかった。

それがソートできたりセル移動出来たりまでを、ブラウザプレビューで可能になる。

Googleの検索エンジンを丸ごと実装する

検索文字を入れ始めた段階で、何を検索したいのか、Box側から聞いてくるようになる。

検索演算子てきな使い方もできる。

Googleの翻訳エンジンを丸ごと実装する

Boxに置かれたファイルは、好きな言語に翻訳できるようになる。

翻訳したい言語を選ぶだけ

もはやBoxの機能だけを自社サービスやWebに埋め込める

Box Platformがアップデートされて、html5の開発キットが無償で提供される。現行のパーツは見た目がBoxっぽかったが、それがほぼ無くなる。

「つまんねえ」ボタンを押すと、オンラインシューティングゲームバトルが始まる

なんとこの機能は実装済みでロックされているだけだという。
常時開放してくれよwww
Box notesで複数の人が参加する会議中、このボタンを押すと戦争開始。

もともとはエイプリルフールのネタで公開したそうですが、日本とヨーロッパはジョークが通じねえってことで非公開だったそうな。ウチとサーバーワークスさんだけは常時開放してくれって言っておきました。戦争だ。

Boxの見た目(UI)が一新される

ついでにコピーアンドペースト機能まで実装済み。実際にシンジは既にベータを利用中なので、その画面をお見せします。

ファイルのコピペは、キーボードショートカットも普通に使えます。お気に入りは結構便利。

他にもですね

利用状況の解析・レポート機能が充実して、Splunk要らなくなるんじゃねーのとか、管理権限の選択委譲が行えて、自由度が高まったりとか、Box Desktopっていうローカルとの同期アプリがそこそこに出来上がってて、ブラウザ使わずしてスムーズにファイルのやりとりができるようになるとか、Slackやその他SaaSとの連携もガンガンに機能強化を図っていたりとか、盛りだくさんでした。

Boxは車輪の再開発をしてると思ってた

GoogleとかMicrosoftを相手に戦ってるのかと思ってた。違った。巻き込んでたし、相手も喜んでる。Googleは特に分かりやすくて、Google Driveはエンタープライズでは使いづらいから、Boxに寄せていこうって、もはやGoogle側が考えてる。例えばBoxにアップロードされた写真は、Google VisonとIBM Watosonを使って分析、メタデータの付与やOCRを行ってる。通知系もSlackに渡そうとしてる。Box notesも元々はGoogle Docs作ったエンジニアが作ってるし、ワークフローのBox RelayはIBMが協力してる。Boxは自社で全部開発しようと思ってない。おいしいところを総取りして、企業間コラボレーションツールとしての頂点を目指してる会社だった。

セキュリティー責任者とも会ってきた

Boxのインフラの構成図とか、ミドルウェアとか、いろいろ教えてくれたけど、Boxのセキュリティへの考え方はとても「単純」で、コストはともかく考えられる最高の状態で運用させる。それが結果として、おまけで監査を受けると、通っちゃうんだよねって。ははーん。まぁ、そーゆーてるこの人は、過去にアメリカ主要銀行のセキュリティとかやってきてる人だから、当然経験はあったうえでなんだけど。
いやーでもね、これまでBoxと一緒にいろいろやってきて、彼らのセキュリティに対する意識が桁違いなのは分かっていたので、直接そう言われるとまぁ納得。
そしてついでに、企業規模は違えど、AWSやMicrosoftってすげーんだなって改めて実感しましたとさ。

今回書いた新機能がいつ、本当に実装されるかは

わからないのでお楽しみに。なんやかんやゆーていいタイミングで来るらしいけど。シューティングはマジ頼みます。