会社の売上倍増したけど給与出しまくって半年赤字だし個人のお金を会社に入れてる件

シンジです。クラウドネイティブと名乗る会社を経営しています。今年5月から5期目に入りまして、丸4年を生き抜きました。決算書は例年通り公式Webで公開し、売上が倍の7億になりましたが、そこまでの流れと今期何するのかという話です。

1期目ハイライト

登記が完了したのが2017年6月19日なので、この日が会社の創立記念日ということにしています。資本金もたったの10万円。もともと1人で仕事するつもりだったのですが、前職のアイレットメンバーから数人付いてきてくれるということで、ありがたくも「給料どうすんねん」と思っていました。

2017/08/30 後ろの車は売却済みでもう手元にはありません

初期メンバーのうち2名はアンドゲートという会社を立ち上げたので、クラウドネイティブはアンドゲートと二人三脚です。

決算を4月末に設定、5月から営業開始とした

3月末決算の会社が多いので、税理士とか会計士の忙しさ度合いを考慮して、決算を4月末にしました。創立日も5月から開始して6月受理だったので、都合も良かったです。

仕事がないので挨拶回りをしまくったりした

前職のアイレット社長しょーへーさんはもちろん、ソラコムの玉川社長、サーバーワークスの大石社長、クラスメソッドの横田社長などなどから時間を頂き、弁護士はこうした方がいい、この本は読めなどなど沢山のアドバイスと応援を頂きました。もはやメンターです。

会社への初入金、初売上は2017年9月末

そこまで売上ゼロです。赤字です。給料はシンジの個人口座に入ってた貯金300万円を会社にいれて、それを運営費として回してました。

1期目は売上1億2700万円で着地

5月から9月下旬まで収入ゼロで、9月末から入金が始まって、4月末までの8ヶ月間での売上です。なかなか優秀なのではと勝手に思ってました。正社員6人くらいだったような気がするし、実際、優秀だと思います。会社に貸してた300万も返してもらいました。

しかしまぁ常にピリピリしてました。ストレスフルです。ひとり情シスとか言いますけど、社長の方がひとりで孤独です。やることいっぱいあるし。お陰で体重が増えました。

2期目ハイライト

クラウドネイティブとアンドゲート

もはや覚えていません。この期の売上は3億1600万円でした。倍増どころじゃないです。めちゃ伸びました。この時のビジネススタイルが完全にコンサルティング1本だったので、売上に対しての利益率が95%を超えてた気がします。経費がかかってなさすぎてあやしすぎると会計士に指摘された気がします。

しかしまぁ相変わらず超ピリピリしてました。ウチのコンサルってなるべく1ヶ月契約になるように勧めるスタイルなので、1本受注したからってしばらく安泰みたいなのはなくて、その日暮らし感万歳なんですよね。お陰で体重が増えました。

3期目ハイライト

2019/12

この期の売上は3億6300万円でした。成長が止まります。この期からは代理店販売を始めます。これも戦略的なものではなく、コンサルで入ってるお客様から購買を1本化したいからという理由で、じゃーやるかーしゃーねーくらいのノリで代理店契約してライセンスを販売していました。なので営業的には積極的に「ライセンス販売はやりません」と言ってます。

結局コンサルメインでやるとシンジが出張ることが多いので、すんげえピリピリしてました。このピリピリのお陰で人が辞めたり入ったりを繰り返して社員数はとんとん。その結果をもってさらにピリピリしたりします。お陰で体重が増えました。

4期目ハイライト – 本題はここから

VTuber須藤あどみん誕生

3期目が終わった頃に、会計士と決算の話をします。

シンジ < ピリピリしてるの嫌なので、もっと楽して好きなことできるようになりたいんすよ

会計士 < じゃー売上7億にしましょうか

たったこの一言で、始めて会社で売上目標が作られました。目標ができると計画が作られます。ここで始めて営業計画も出来上がるわけです。この時に確か資本金を1000万円にした気がします。

3.6億から7億にするなんて容易じゃありません。気が狂ってます。営業のとしきくんに、今期は7億にしてくれってさーって言ったときの、こいつ何言ってんだ感の顔が忘れられません。ここから販売代理店業務もメインでやることにしました。ただ、これまでのコンサルノウハウがあるので、ライセンス販売だけのお客様に対しても、このコンサルノウハウを提供するようにして付加価値としました。

採用も積極的に広範囲でやりましたが、人事担当がいないのでシンジがメインでやります。人が抜ける件をサーバーワークス大石さんに相談したら、構造化面接がいいぞということで即日採用しました。若い子達も手伝ってくれて、次第にシンジから手離れします。

情シスSlackコミュニティから始まった情シスリーグからの転職者などがあったり、前期から未経験入社してきた人たちが成長してたりあって、仕事そのものもシンジから手離れします。

もはやシンジのやることは何もなくなって、社内のZoomを探して顔を出しては「あ、シンジさんだ。どうしたんですか?」「暇だった」を繰り返すようになります。

販売代理店は大変だよ

まずですね、当社はいわゆるスタートアップではなくて、ただのしがないベンチャー企業です。プロダクトがあって出資受けて上場して売り抜けるぞーみたいな?そーゆーのではなくて、全部自己資金だしベンチャーキャピタルからの融資を受ける必要もありません。なぜなら支出が給料以外ほとんどないからですね。

代理店業務が始まると話が変わります。ライセンスを仕入れる必要があるんですね。50万円とか100万円くらいならまだしも、数千万円とかになると、そんな現金持ってねーよって話になります。

シンジへの給与支払いが止まります。役員は支払い義務がないんですよね。会社に貸付って形になります。

シンジの口座にある貯金を全部会社に入れることになります。だってお金ないんだもん。

それでも足りないときは銀行に超短期の融資をお願いします。

そんなこんなを繰り返すので、1年のうち半分は赤字になります。当社は給与を含む全ての数字を従業員に公開しているので、こんな小さい会社で大きな赤字が見えると心配になったかもしれません。営業からちゃんと説明はしてますけどね。

売りたくても仕入れで止まるかもしれないということで営業にも迷惑かけました。売りたくても売れないっていう。

日々の数字も将来の数字も全て見てくれる経理担当がこの頃から専任としてついてくれました。お陰でシンジは本当にやることがなくなります。

売上7億1000万で着地しました

目標達成です。奇跡です。いろんなミラクルがあっただけだと思っています。現場の人たちが超頑張ってくれました。シンジ、マジで何もしてません。ほんと何もしてねえわと思ってるのでシンジからの貸付はそのままに、全部給料にして現場に返しました。Macなどのガジェットも好き放題買ってもらいました。

あまりにもやることがなくなったシンジは、お陰で体重が増えました。

ずっと続けてる雰囲気給与

女性は全員ビデオオフ(たぶん化粧とかいろいろあるんでしょう、オンは強制してないです)

従業員の給与は毎月自己申告なのですが、雰囲気給与制度そのものはググってもらえれば記事がでてくるのでそちらをどうぞ。

これもなかなか難しい制度なのですが、人数が増えたら辞めようと思ってたんですね。でも今は、人数が増えても維持できる形にしていこうと思って続けることにしています。今のところ狙い通りに機能しているので、辞める理由もありません。

今期は…

シンジ < 先生の言うとおり7億できましたーはーよかったー次はどうしましょうかー

会計士 < おめでとうございます。次はそうですね、常識的に考えて最低でも13億2000万円は欲しいです

という謎の会話で今期が始まりました。営業に伝えたら半ギレでした。はっはっは。

人員計画も進めたり、専任も増えたりで、今従業員数23人。今期から役員が3人増えて、シンジも入れて4人になりました。

会社に貸してるお金をシンジに返す余裕すらないギリギリでやってます。ギリギリは前からなのでこれがいいんじゃねえのかな。

というわけでシンジはほんとに暇してるので、仕事でもイベントでも名指しで呼んで下さい。日程指定されてもマジで空いてます。宜しくお願いします。

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