コロナに負けるな無料でオンライン勉強会を開催しよう


シンジです。みなさんコロナしてますか?イベント主催者は複雑な心境と難しい対応を求められているところで、数々のイベントが中止になっています。これをきっかけに、小規模なIT勉強会はオンラインで開催してみようじゃないかという試みが増えているように思います。ではどうやってオンライン勉強会を開催するのか、配信部分のまとめです。

お金をかければ何でもできる

いわゆるウェビナーと呼ばれる、インターネット開催型のイベントは、これまで数々行われてきましたし、これからも沢山予定されています。オンライン会議サービスとして有名なZoom.usにも、ウェビナープランで1万人まで参加出来るぜといたサービスもあったりしますが、最低の100人プランでも万円単位のコストが必要になることを考えると、気軽さがあるとは言い難いですよね。

そして映像配信には多くの撮影機材やノウハウが必要になるわけですが、それを全部すっ飛ばして、誰でも簡単に手軽にさくっとオンライン勉強会が開催できるんですが、知らない人も多いので是非やってみてください。

映像配信プラットフォームを決める

世界的に利用率が高い3つに絞って紹介します。

  • Discord
  • Twitch TV
  • Youtube Live

この3つを抑えておけば、もはや他を気にする必要はありません。個人的な推しはTwitch TVです。理由は単純、10年以上使ってて慣れてるから。それだけです。

それぞれ使い勝手も特徴も違いますが、どれが一番良いというものはなく、好みで選べば良いと思います。どれを使っても目的は達成できます。

それぞれの特徴

Discordとは


ユーザー数2億5千万人を超える、無料のチャットツールのようなものです。Slackとは違い投稿数制限はなく、既存ユーザーの多くは文字よりも音声でコミュニケーションを取る文化がありますが、ここは設定と運用次第です。今回のケースでは、イベント名のチャンネルを作成して、そこに参加してもらい、その中で画面共有やビデオ音声などを行うような使い方になります。

Discordで開催する場合の特徴

  • 配信までの手順が簡単かつ爆速でコミュニティを立ち上げられる
  • 全ての参加者がDiscordのアカウント登録を行う必要があります
  • 全ての参加者が対象のチャンネルに参加する必要があります
  • 配信に関わらずチャットや音声での参加者コミュニケーションが可能です
  • Discord単体では配信を記録することができません
  • 開催済のイベント映像をDiscordから配信することが出来ません

Twitch TVとは


無料で利用できる映像配信プラットフォームです。ゲーム配信で強く利用されていますが、Amazon Web Servicesが本サービスを買収してから、IT大型イベントが配信されたり、過去の配信を視聴できたりと、その役割が広がっています。

Twitch TVで開催する場合の特徴

  • Amazonが大本にいるので、競合のイベント開催は事実上難しい
  • 視聴者のコメントが可能です
  • 配信URLが固定されるので、参加者はイベント時刻に対象URLにアクセスするだけで視聴可能です
  • 配信者はOBS(後述のOpen Broadcaster Software)を利用して画面をキャプチャします
  • Twitch TVアプリからも視聴可能です
  • 配信の録画、公開するかどうかは配信者によって選択できます
  • 複数人の登壇者やディスカッションの場合は、別途ビデオ会議ツールを利用し、それを配信します
  • 視聴者に動画広告が表示される場合があります

Youtube Liveとは


無料で利用できる映像配信プラットフォームです。Youtubeのアカウントがあり、特定の準備が終わっていれば利用できます。良くも悪くもYoutubeと同じインターフェースです。

Youtube Liveで開催する場合の特徴

  • Googleが大本にいるので、といいつつもAmazonもMicrosoftもチャンネルを持っているので気になりません
  • 視聴者のコメントが可能です
  • いいねボタンとよくないねボタンが押せます
  • 配信URLは都度発行です
  • 配信者はOBSを使わずとも、ブラウザ起動するエンコーダでキャプチャができます
  • Youtubeアプリからも視聴可能です
  • 配信の録画、公開するかどうかは配信者によって選択できます
  • 複数人の登壇者やディスカッションの場合は、別途ビデオ会議ツールを利用し、それを配信します
  • 視聴者に動画広告が表示されます

共通する注意点、Macでの音声MIX

配信者が1人で全部喋ったりするのであれば楽勝ですが、複数拠点にいる複数人が喋ったりするケースは当たり前のようにあると思います。

この場合、発言者の音声と映像を、配信者から発信する必要が出てきます。

映像はキャプチャで簡単にクリアできますが、音声だけちょっとしたコツが必要です。聞こえてくる音声を自分が発言しているかのように発信する必要があるわけです。これは機材を使う、複数のコンピュータを利用する等の方法が素人にはハードル高めなので、最後に音声MIXの方法を記述します。

Discordで開催してみる

アプリの用意とアカウント登録

Discordをダウンロード、アカウント登録して起動します。アプリを使わずとも、ブラウザで起動することもできますが、配信する場合はアプリを利用するのが無難です。

https://discordapp.com/

サーバーの起動(部屋の作成)

勉強会やイベントの器を作ります。

画面左上から+ボタンを押して、

新規作成を押します

部屋のタイトルとアイコンを設定しましょう

これだけで部屋の作成は完了です

部屋の公開

Compassなどのイベントプラットフォームや、参加者に連絡するオンライン配信のURLを作成します。

画面左上から「友達を招待」

招待リンクを生成しますが、標準では1日の有効期限があります

招待リンクを編集します

設定画面でこんな具合にすると使い勝手が良くなります

新しく生成されたリンクを告知で利用するだけで、この部屋に参加者が参加することができるようになります。

配信を開始する

では参加者に対して画面共有と音声の共有を行ってみます。

画面左側の「ボイスチャンネル」に参加します

このアイコンをクリックすると、画面共有モードに入ります

共有したいアプリケーションの一覧が表示されます

アプリ切り替えが面倒なので、オススメはデスクトップ丸ごと共有です

最終確認の後、ポチーで配信が開始されます

配信中はプレビュー画面が表示されます

うーん簡単

画面分割や複雑な事は出来ませんが、チャットプラットフォームなコミュニティまで立ち上げることができます。短期的利用の場合でも、チャットの設定から部屋そのものを削除するのも簡単なので、数億人のユーザーがいるのもうなずけます。

Twitch TVで開催してみる

アカウントの登録

Twitch TVのアカウントを作成します。配信専用ダッシュボードがあるので、このURLをブックマークすると便利です。

https://dashboard.twitch.tv/stream-manager

ログインできるとかなりプロっぽいかっちょいい画面が出てきます

配信設定

左上のメニューを開くと設定の多さに歓喜と絶望が同時に降ってきます

細かい作り込みはそれぞれやっていただくとして、ポイントだけ紹介します。

OBSの準備

配信ソフトのダウンロードとインストールを行います。こいつ超優秀です。

Open Broadcaster Software
https://obsproject.com/ja

Macの場合、いろんな許可設定を要求してくるので、片っ端から許可して下さい。

自動構成ウィザードの開始

親切な機能です

次へ

解像度は配信者のモニタ解像度、フレームレートは30fpsでも多いくらいなので30でOKです

配信情報ではTwitchを選択します。他にもいろいろ対応しているのが分かります。

ストリームキーを入力しろとあるので、Twitch TVの設定画面で表示される「プライマリ配信キー」をコピーして貼り付けます

接続テストが開始されます

読みにくすぎるテスト完了で褒められます

配信画面の作り込み

画面左下のソースに、配信したいものを追加していきます。選択肢多めです

とりあえずこの2つが使えれば配信はバッチリです

出力する画面サイズもマウスでほいほい変更できます

登壇者の顔を右下に出して、メインはプレゼン資料、右上にイベントのロゴを出す、なんてことも出来るわけです。

これらをシーンとして登録しておくことで、休憩中のシーン、ディスカッションのシーンなど、事前の設定をその場で切り替えてライブ感万歳でお届けすることが出来ますよね。

動画の設定

OBS右下の設定をクリック

映像ビットレートは1500〜2000が今回の用途では適切です。上げすぎると参加者も見るのが大変なので、動画サイズの軽量化に努めた方が無難です。

配信URL

URLは基本的に固定です

配信開始

OSBから配信開始をクリックすると、前述したTwitch TVのストリームマネージャに映像が表示されます。

https://dashboard.twitch.tv/stream-manager

実際に配信されている映像も確認しつつ、コメントに対応する事もできますね。

終了する場合は、OBS側で配信停止をするだけでOKです。

複雑だけどおしゃれなライブ配信が手軽にできる

Twitch TVもOBSも、利用者の数が半端じゃないので、いろいろな情報を手軽に手に入れられますし、どんどん進化しているので、やっぱり個人的な推しはここです。

Youtube Liveで開催してみる

Youtubeのアカウントがないとかありますかね

なければ作りましょう。Googleアカウントです。

配信開始準備

画面右上からライブ配信の開始をクリック

はじめての場合は24時間待てと言われます

言われたのでブログ書く気力がここで消滅しました。OBSの設定の配信先にもYoutubeがあったわけなのですが、OBSを使う場合の手順はTwitchとほぼ同じ、Youtubeの動画配信ツールを使う場合はブラウザ上で似たようなことをやる感じですが、機能はとても簡素です。

音声ミックスの方法

Windows10は、相手からの声を一度取り込んで、配信に載せて発信することが割と簡単にできるのですが、Macの場合はこれには一手間必要で、「Soundflower」と「Ladiocast」の2つを使って音を整えてやる必要があります。

これについては分かりやすいものが既にあるので、こちらをご参考まで
【2019最新版】Mac OSX環境でOBSを使用してTwitchでゲーム配信する方法
https://deco8.net/hobby/mac-osx-obs-twitch-game-stream/#i-4

ライブ配信はお金をかけずに手軽にできるのだ

面倒だなと思うところもあるかもしれませんが、オフライン開催よりは楽だと思ってます。IT勉強会を開催するようなITプロフェッショナルだったら是非ともチャレンジしてみてほしいところです。

勉強会は基本的に会場集合の対面だけど、オンラインにはオンラインの良さがあると思うんです。多くの人がオンライン開催を楽しめる環境がきて、勉強会やイベントのこれまでになかった新しい価値が生まれたら、と思うと、なんかワクワクしませんか。

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