リモートワークに必要なのは雪山





シンジです。起業して1年9ヶ月しか経過していませんが、1人で事業を開始したもののすぐに数人の従業員が増え、直後に従業員が独立して会社を立ち上げ、あれよあれよと人が増えて現在は12人。雇用してないけど名刺を持つのが2人。4月入社予定が2人。働き方に課題も出ます。

シンジは家からでたくない

家最高。猫いるし。でも仕事を共にする人たち全員がそうではないということです。去年2月にオフィスを開設しましたが、これも従業員が、

「家に居ると子供が構ってくれとうるさいので仕事に集中できない。毎日は行きたくないが、行ける場所がほしい」

という、なんとも昨今のリモートワーク推進企業とは真逆の要求が発生したため、オフィスを構えることとなりました。隣の芝生は青いんだな。

俺たちにリモートワークは早すぎた

会社としてはオフィスに行くことを推奨しておらず、従って、オフィスに行けば従業員が揃っている状態ではないので、どのタイミングでオフィスに行くと誰々さんがいるとか、チームが揃ってるとかいうこともないわけです。

ある日、些細な業務トラブルがありました。ちょっとしたコミュニケーションロスです。オフィスがあろうがなかろうが、人間である以上ありえそうな些細なコミュニケーションロスでした。しかし、僕らはリモートワークが前提にあるが故に、リモートワークのせいでロスが起きてトラブルになったと考えてしまいます。

そこで従業員は、もっとコミュニケーションを取らないとダメだ!コミュニケーションを取りましょう!と社内に言います。俺たちにリモートワークは早すぎたんだ!と。

で、そもそもコミュニケーションを取りましょうってどうすんだ?という問題にぶちあたります。

まず、
俺は家からでたくないし。
子供のお迎えしてる人もいるし。
土日祝日で遊びに行く?
そんな仲良くねーよ。

社長パワーでイベント企画

社長の発言力はそこそこ強いので、それなりにまともな内容で、それなりな理由があると、従業員は従わざるを得ません。従業員からの自発的な発言を待つより、一発目のきっかけ作りをシンジでやっちまったほうが手っ取り早かったわけです。

そこで雪山ですよ。

新潟県ガーラ湯沢、1泊2日の合宿

学生の部活でもないのに何が合宿だという話ですが、何かに理由をつけてメンバーを集めないと、集まらないのです。仕事終わりにお酒のみ行くわけでもなし、ランチに一緒に行くわけでもなし、土日祝日で遊びにでている訳でもなし、従業員同士が全く会わないのです。

ってことで、遠出して、1泊でもすれば、嫌でも長い時間一緒にいるわけなので、誰かさんが希望していたコミュニケーションとかいうやつが得られるかもしれません。しらんけど。

行く前の準備、なにやるかを決める

いちおう弊社はIT企業なので、IT企業っぽいことをしたいなと思うわけです。でも今回はバックオフィスやアシスタント、更に従業員ですらない関係会社数人を含めた、エンジニアリングだけでは話を進められない動物園状態のメンバーです。こういった場合は、誰もが平等にコミュニケーションが得られる必要があります。

旅のしおりを作る


いるでしょこれ。これあるとそれっぽいじゃん。

雪山で過ごせるアイテム達をゲットする


そんなの自分で買え

やっぱLTだろ!


1人10分の休憩無しで150分ぶっ通し。

雪合戦をガチでやろう

外部委託して公式ルールで全力雪合戦

あとはひたすら滑る


スキー、スノーボードのデビュー戦な人も多かったので、プロのコーチも付けたり。自由行動でも必ず3人組での行動を強制しました。

結果どうだったか

めちゃ楽しかった。すげーよかった。何が良かったかを考えてみた。

計画が楽しい

しかしこれはなかなか大変。特にスケジュール調整。移動回数も多いし、公共の移動手段を使うが故に、1発外したら結構つらい。が、結果的には臨機応変に現場で相談しながら調整できたし、事前の決めがなかったら、予定通りに進みそうにないのでこうしたいと思うがどうだろうか、といった会話が生まれなかったはず。

行きの電車はみんな生きてる

たびのしおり、の充実度が高かったので、資料みたり時間確認したりあれこれしている間に到着。東京駅から新幹線で越後湯沢までなので、1時間半くらいか?結構あっという間でした。これ長いとダレちゃうかもしれない。

隙の無い埋め込みスケジュール

旅行に行ってるわけじゃないので、次から次へとイベントが差し込まれていきます。到着すぐにホテル移動、着替えてすぐに移動、ガチ雪合戦してまた移動、着替えてすぐに雪山で滑走、戻って着替えてすぐに晩ご飯、晩ご飯の場所にMacなどを持ち込んでそのままLT会場に移動してすぐにLT大会開始。休む時間などないのだ。

LT大会までの過酷さにも関わらず

誰ひとり寝なかった。ウトウトしたりもなかった。誰もがLTを真剣に聞いていて、LTの内容もすごく良かった。誰がどんなLTをするかは秘密にしようとか公開しようとかとくに言いませんでしたが、誰もが当日まで寝かせてコソコソやってました。

内容は自由、ただし外部でも話せる内容でということにしたので、テクノロジの話をする人もいれば、趣味の話をする人も。その人が普段どんなこと考えてるのか、どんな話をするのかを僕らは知らないので、とても新鮮で、とても熱いLT大会になりました。LTって素晴らしい。

順番 発表者 タイトル
1 齊藤愼仁 なぜ俺は車(4輪自動車)が好きなのか
2 田村謙介 ゼロトラストのはじめかた
3 細井透 LGBTとは
4 中野凌 入社して一ヶ月経って。
5 伊藤歳記 僕がスーツを着る理由
6 吉田浩和 AWS認証情報における歴史的課題の解決策
7 磯辺和彦 My Keyboard Situation
8 廣瀬大海 ドキュメントの書き方
9 高橋聖徳 VRは買うべき?
10 山本茜 幸せについて本気出して考えてみた
11 渡辺響子 話上手になるための意識改革
12 倉田紋 初心者ランのススメ
13 渡邉美緒子 ダッフィーの話します
14 阿部奈菜 OTTER ~あなたの知らないカワウソの世界~
15 佐藤裕行 私は明日、埋められます。

LTの様子は全てGoProで撮影していて、社内で共有してあります。

帰りの爆睡っぷりがえぐい

盗撮しまくったんですが怒られそうなので怒られなさそうな人のやつを晒す

リモートワークなんてどうでもいい

それは本質的じゃないし、僕らは生きるという過程の中に仕事がほんの少しあるだけで、どう働くかは好きにしたら良いと思います。その中で生まれる問題点や課題は必ずあるわけで、それらと向き合って、会話して、組織として解決に導ける行動が起こせるかどうかがキモだと思うわけです。

だからきっと、一部の従業員が、コミュニケーションが取れていないと感じたのはその通りなんだろうし、そう思ったからこうしようと動けた。行動するにあたって、周りの理解も得られた。順序や手順もきちんと踏んできた。

長い時間を普段一緒にいないメンバーと、普段一緒にやらないことをやったことで、嫌なことも良いことも全部共有できた。何もかもが楽しかったわけじゃない、嫌だなって思ったこともあるし、辛いなって思う事もあった。でもそーゆー雑味を含めて、何もかもがうまくいったと感じられると思ったわけです。

働く上で、1日8時間、週5日も時間を共にする人間が、どんな人なのか分からずにあれこれ進めていくのって、そんなの不可能だと思うんですよ。これはリモートワークに限った話じゃないし、今回のような地理的強制力のあるイベントで過ごす時間を強制すると、ものすごい短時間のうちにメンバーの距離感が一気に縮まった、そう感じた雪山合宿でした。

またなんかやろう